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以下がcrossroadsの2000年の過去ログです。

 


Monday, January 03, 2000 at 10:44:44 (JST)
川添裕(古谷祐司) <webmaster@rakugo.com>
2000年表示のテストもあって、書き込みです。大丈夫になっている *はず* なんですが。
年末年始の節句働きは、いろいろ野暮用もあって、なかなかうまくいかないものですが、一日には横浜の黄金町近くで市川雷蔵の『眠狂四郎シリーズ 勝負』を見たり(これはじつに絶品だなあ)、新派の『滝の白糸』パンフに原稿を書く必要があって、泉鏡花の『義血侠血』(『滝の白糸』の原作)を読み直したりしています。滝の白糸は「水芸」の美しい見世物で、昔の水谷八重子がやり、今は今の八重子(良重)がやるんだけれど、かなりがらっぱちで、これはこれでなかなかいいと思う。
それにしても、新派ってどうなっていくのかなあ。明治には文字通りニュー演劇としてあった「新」派が、百数十年で古典化していくという歴史。歴史のなかでは、「新」にせよ、また逆に「古」にせよ、相対化すれば小さな話で、現実の人間はそこで頑張るのだけれど、時にふっと視線を変えて、古いとか新しいとか言ったりしない歴史に、眼を向けていきたいなと思う年頭でした。

Monday, January 03, 2000 at 23:42:18 (JST)
Isao Matsuoka <fwhz9173@mb.infoweb.ne.jp>
2000年ですが、あけましておめでとうございます。
昨年はなにかと忙しくしていて、こちらのサイトに立ち寄ることが少なくなっていました。
また、寄せてもらいますので。よろしくお願いします。

<Book・『無為のクレオール』(大杉高司)>
「複数文化研究会」の例会で、大杉高司さんがお話になると案内が来たので、『無為のクレオール』(岩波書店)を読んだ。幸い、古書店で書名に「あれ・・」と惹かれて、この本を買っていた。
「現代人類学の射程」シリーズのこの本の舞台は、カリブ海にある、イギリス領だったトリニダード・トバゴだ。
狭い海峡を隔てたヴェネズエラの北東に位置するトリニダード・トバゴは、政府統計の分類によると、「インド人」40.3%、「アフリカ人」39.6%、「混血」18.5%、「白人・コーカシアン」0.64%、「中国人」0.38%となっている。複雑な人種・民族構成に驚いた。
著者のフィールド・ワークにもとづいて、カーニヴァル、黒人キリスト教徒の憑依信仰、インド人と他民族との混血の忌避(「ダグラ」)、黒い聖母(乙女)と展開されるが、抜群におもしろい。
カリブ海のフランス領マルチニックとはまた違った歴史と人種・民族構成を持つトリニダード・トバコは「クレオール礼賛」というようには一筋縄にはいかない。著者が『無為のクレオール』と名付けたのはそのあたりにありそうだ。
ともあれ、大杉氏のお話が楽しみだ。

なお、<複数文化研究会>の例会は以下の通りです。
日 時  1月8日(土)午後2時から6時
場 所  京都大学楽友会館
     (京都市左京区吉田近衛町/東大路近衛東入る)
連絡先  神戸市西区学園西町8-2-1-30D 木下 誠
     tel,fax 078-795-2785

Friday, January 21, 2000 at 16:45:00 (JST)
Fukiko Ogura <umoguraf@hotmail.com>
酒井 直樹先生が編集されるTRACESが近々創刊されるようですね。とても楽しみです。先生の深い洞察力と鋭い分析にはいつも感銘を受けていた私ですが、昨年11月の講演で先生がひとりひとりの質問に丁寧で誠意のこもった応答をされていたのが印象的でした。できれば連続で先生の講義を受けれるチャンスがあったらなと思うのですが日本では無理でしょうか。 そういえば最近もうひとつ感動したものに、新聞に掲載されたエドワード・サイードのインタビューがあります。彼は取りたてて新しくもない一見当たり前のことを言っているようですが、現在の世界で忘れかけられている大事なことですね。大半の知識人が沈黙してしまっていることを考えると、あれだけの発言を公の場でし続けているには相当の勇気がいるんじゃないかと思います。日頃、自分の無力さを感じているのですが、明快でストレートなメッセージに勇気づけられます。

Sunday, February 13, 2000 at 19:42:09 (JST)
Ryoji Kida <ryoji88@hotmail.com>
立ち寄ったという足跡を残しておこうと思います。また発言させていただきます。

Saturday, February 19, 2000 at 11:20:44 (JST)
namcsid <tengteng@jmail.co.jp>
平凡社、よくやるよなあ。こんな浮き世離れしたページ(爆)。 しかし書き込む人の多さに目を見張った。まだまだ奔放な人々がこの日本に生息しているのだな。 私はヤフーの掲示板にムリヤリ民俗学BBSを設定した(上記)。案の定訪れる人は少なく、四十余の投稿中自分の投稿が半数以上... なかでも気張ったのが「ネット荒らし考」です。皆さんよかったら読んでやって下さい。クレオール性と荒らしの関係について、僕の独断でパラパラと書きました。独断でパラパラと書いたわりには、けっこう論旨通っていると思うので。 稚拙なコミュニケーション万歳! 意志はそもそも通じないもの。それが奇跡的に相手に通じたことを喜び、それだけで人間は楽しく生きていけるもの。 やいP.F.(特ニ名ヲ秘ス)!外国語は習熟するためにあるもんじゃない、手探りの会話のために神が与えたもうたものだ。アナタの大道芸はすばらしいが、言葉のそこここに傲慢が感じられるのはなぜだ? 「数学者になったのは、才能があったから」だって? ああ、あなたはもっとも言ってはならないことを言った!

Saturday, February 19, 2000 at 11:22:57 (JST)
namcsid <tengteng@jmail.co.jp>
平凡社、よくやるよなあ。こんな浮き世離れしたページ(爆)。
しかし書き込む人の多さに目を見張った。まだまだ奔放な人々がこの日本に生息しているのだな。
私はヤフーの掲示板にムリヤリ民俗学BBSを設定した(上記)。案の定訪れる人は少なく、四十余の投稿中自分の投稿が半数以上...

なかでも気張ったのが「ネット荒らし考」です。皆さんよかったら読んでやって下さい。クレオール性と荒らしの関係について、僕の独断でパラパラと書きました。独断でパラパラと書いたわりには、けっこう論旨通っていると思うので。

稚拙なコミュニケーション万歳!
意志はそもそも通じないもの。それが奇跡的に相手に通じたことを喜び、それだけで人間は楽しく生きていけるもの。
やいP.F.(特ニ名ヲ秘ス)!外国語は習熟するためにあるもんじゃない、手探りの会話のために神が与えたもうたものだ。アナタの大道芸はすばらしいが、言葉のそこここに傲慢が感じられるのはなぜだ?

「数学者になったのは、才能があったから」だって?

ああ、あなたはもっとも言ってはならないことを言った!

Tuesday, March 28, 2000 at 11:46:21 (JST)
前田正勝 <mdakr@hotmail.com>
 以下のMLを新設したので、よろしかったら遊びに来て下さい。 【ポストコロニアル思想ML】 グループの説明 現在流行のポストコロニアル思想についての討論や、研究会etc.の情報交換が目的です。ポストコロニアルと一口に言っても、各思想家によって重点の置き方は相当に異なりますが、全般的に言って、傾聴すべき点も多いが、注意すべき問題点も多いというのが私の感想です。という訳で、ポストコロニアル思想の流行を快く思っていない方の参加も歓迎です。対象範囲も、サイード、スピヴァック、バーバ等.のアメリカ系だけでなく、ホール、ギルロイ等のイギリス系の思想、あるいは姜尚中等の日本語によるものや、T.ミンハ、R.チョウなどのフェミニズムと絡む部分も含めて扱っていきたい。 ○参加資格:特になし ○グループ情報のページ http://www.egroups.co.jp/group/poscolo/fullinfo.html poscolo-subscribe@egroups.co.jp にメールを送って頂ければ自動登録できま す。 管理人:前田正勝 mdakr@hotmail.com ※転載歓迎

Thursday, May 18, 2000 at 23:14:14 (JST)
sanso mayuko <m-kauchi@pop16.odn.ne.jp>
ひょんなことから今,高校生に「アイデンティティ」について教えています。
「青年期の課題とアイデンティティの確立」というテーマで。 確実なhomeを手に入れること。
あれくるう青年期を経て,自己を確立するために。 成熟へ,そこへ至るまでの道のりを示す・・・・
エリクソンのアイデンティティ論に基づいた年齢に応じた発達課題を示します。
自分はどんな人になりたくて,そのために今どんな目標を掲げますか?
そんなワークシートを配布。
小此木啓吾の「モラトリアム人間」が資料です。
DINKSはいけない,といった言葉がちらほら。
うむ,これらのを教材をどう料理すればよいだろうか?と考えこんでいます
いやそうじゃなくて…いや確かにそれは大事だ,で,も,
じゃあなんなんだ? 何がどう? いやそうじゃなくて
今の高校生に,私よりもっと,
もっと言葉にしてほしい何かがあって,それを私は聞きたいです。
私のほうこそ分からない。
彼らはどこにいて,何を感じているのでしょうか。

今,この時,どんな顔をして,どんな角度からエリクソンのアイデンティティ論を 彼らに話せばよいでしょうか。
みなさんなら上の資料を使ってどんな授業をされますか?

Wednesday, July 19, 2000 at 13:02:48 (JST)
Fukiko Ogura <umoguraf@hotmail.com>
みなさん、こんにちは。東京近辺は毎日暑いですが、いかがお過ごしですか。 ところでみなさんはジョナサン・グリーンというアメリカ人の黒人アーティストをご存知なでしょうか。インターネットで調べてみたのですが、みつからなかったので、どなたか教えて下さい。

Monday, August 14, 2000 at 16:06:48 (JST)
oka <oka@suiyokai.org>
ゲイリーシュナイダーさんがミヤザワケンジさんの詩を翻訳していて そのゲイリーシュナイダさんの綴りが分からず難儀しておりましたら ここで原書の紹介などありおかげで綴りにたどり着くことができまし た。 でですかでん。ジャランジャランジャラン。


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